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デジタル印刷について知りたい!

近年、以前では考えられなかった商品パッケージが多く見られるようになりました。

例えば、同一商品であるのに1点1点異なるデザインであったり、有名商品が自分好みにカスタマイズされたデザインであったり・・・。
このような商品パッケージが作れるようになった背景には、デジタル印刷技術の革新があります。

このページでは、そもそもデジタル印刷とは?という疑問から、具体的な活用方法や事例をご紹介します。

 

【事例品】 株式会社不二家様 東京駅限定「ペコちゃんタイムスリップファッション缶」

https://www.fujiya-peko.co.jp/

 

【事例品】 株式会社ジェミニウム様「プチデコベビースターラーメン」

https://decoto.jp/babystar/

 

 

デジタル印刷機とは

デジタル印刷は職場のプリンターと同じ?
使用目的が異なるので、スペックも大きく異なります!

「版」が不要で、パソコンから直接印刷へ進行できるという点は同様ですが、商品パッケージを印刷するデジタル印刷機は、家庭用・事務用プリンターとは大きく異なります。

家庭用/業務用プリンター
●事務作業用として帳票類や冊子に対応
●事務用品向けのクオリティ
●枚葉紙対応。白紙、透明フィルム、ハガキやシールなど、基材は限定されている。
●色数はプロセス4色
●コピー、FAX、スキャナー機能がある複合機が主流

 

デジタル印刷機
●数枚〜数百万単位の量産に対応
●オフセット印刷同等のハイクオリティ
●ロール紙対応。白紙、銀地フィルム、粘着紙、厚紙など、様々な基材に対応
●色数はプロセス4色+白
●商品パッケージの生産に必要な後加工機や、検査機との連動

当社保有機:HP Indigo 6600・HP Indigo 6800
●プロセス4C+白 ●最大紙巾340mm
●商品ラベル、アイキャッチシール、シュリンクラベル、パウチ、手提げ袋などの軟包装に対応

https://www.hpe.com/jp/ja/home.html

https://www.hpe.com/jp/ja/home.html

デジタル印刷機の特長

従来の印刷機との違いは? 主な特長は?
版を必要とする従来の印刷機とは異なり、デジタル印刷は版が不要です

従来の印刷機とは、オフセット印刷・フレキソ印刷・凸版印刷・シルク印刷・グラビア印刷などを指します。
「版」という判子を作り、それを印刷機に装着し、インクを付け、基材(原紙)に写します。
対して、デジタル印刷は、パソコン上のデータをダイレクトに印刷機に送り、印刷ができるため、「版」が必要ありません。これが最大の特長です。

 

「プレートレス!」ということから生まれる
デジタル印刷のメリット

①小ロット、多品種生産
デジタル印刷では、版代というイニシャルコストが発生しないため(データ変換費のみ)、デザイン数が多いほどコストメリットがあります。

 

②在庫レス生産
同じ型であれば付け合わせの印刷が可能なので、発注数の中で印刷枚数を自由に設定することができます。
リピート発注の際には、売れたものは多く、売れ行きの悪かったものは少なく、在庫リスクを極力回避した生産が可能です。

 

③「バリアブル」、「パーソナライズ」な企画の実現
例えば、全てのパッケージを異なるデザインで生産することで広告宣伝費を費やさずに話題を生み出したり、1 to 1(ワン トゥ ワン)のオリジナルデザインを効率的に生産したりと、1枚1枚異なる情報を可変印刷できることから生まれる魅力的な企画が実現できるようになりました。

 

デジタル印刷の活用法

ここからは、事例とともに、具体的な活用法をご紹介します。

テストマーケティング
市場導入時には、デジタル印刷で在庫を抑えて生産。テスト販売の結果、売れ行きの良かった商品をアナログ印刷(グラビア印刷やオフセット印刷等を指す)に切り替えて大量生産。
新商品のテスト販売としてデジタル印刷を活用し、はじめから大量生産をするというリスクを回避することができます。

小ロット多品種生産ができるという特長を活かして、営業用の見本品サンプルや、展示会用サンプルにも活用できます。

 

パーソナライズ
パーソナルな情報を商品パッケージに印刷して、永続的にブランドを訴求し続ける世界に1つだけのギフト企画や、自社商品のパッケージに時候の挨拶や似顔絵を印刷して、名刺代わりの営業ツールとして活用するなど、オリジナリティのあるプロモーションツールとして活用できます。

【事例品】 牛乳石鹼共進社株式会社様キューピー ベビーソープ 「つくろう オリジナルボトルキャンペーン」

https://www.cow-soap.co.jp/products/

 

バージョニング
中身は同じ商品でも、パッケージデザインを多数作ることで、インスタ映えや、大人買いを狙った話題を生み出す商品作りができます。
リピートの際は、発注数の中で売れたデザインは多く、売れ行きの悪かったデザインは少なくと、在庫リスクを極力回避した生産が可能です。

【事例品】 株式会社不二家様 東京駅限定 「大人のミルキーメッセージ缶」

https://www.fujiya-peko.co.jp/

 

直刷り製品に
グラデーションや多色のデザイン表現など、直刷りでは印刷に制限のある細径製品や、缶の小ロット生産に活用できます。

【事例品】 株式会社セブンツーセブン ビューティソリューション事業部様
「コールミールージュ」 細径シュリンク

 

【事例品】 株式会社セブンツーセブン様「ELIP+」 細径シュリンク

https://www.727.co.jp/

 

リパック
定番品や在庫品にシュリンクフィルムを装着することで、限定商品やギフト商品にリメイクすることができます。
例えば、ハロウィンやバレンタインなどのシーズン限定商品や、「○○賞受賞!」、「○○本突破!」などの期間限定商品に。
はがせば元の通常品として使用できるため、リスクを抑えたキャンペーン商品として活用できます。

【事例品】 株式会社ビナ薬粧様
スタイリング カラーワックス オーバーシュリンク

https://www.vina-shop.jp/

 

モザイクシステム
ベースとなるデザインをパターン化してアプリケーションに登録するだけで、拡大、回転データを自動で生成し、印刷まで行うシステムです。
1つとして同じものがないデザインは、店頭でユニークな顧客体験を提供し、話題を生み出します。

 

まとめ

デジタル印刷 = 版の要らない商材用印刷機。
▼ ▼ ▼
高品質の可変印刷が、多様な基材に印刷できるようになったことで、これまでの印刷の常識を覆す商品作りが実現可能になりました。
SNSやインターネットとリンクすることでメディア化した商品パッケージは、ますます目が離せません。

興味のあることしか、見ない、買わない、薦めない。

ニーズは自分ごと化している

 

 

自分にとっての価値を見つめ直している

同じ価値観を持った人同士がつながり、経済圏を作り始めています。

 

デジタル印刷という選択肢

・オフセット印刷と同等品質で、多品種を小ロットで生産
・無版なのでオンデマンド、短納期
・感情に訴える媒体、高い投資対効果
・間を取り持ち、多メディアの相乗効果を生む

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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