カネヨ石鹸株式会社様
カネヨン
取扱製品:LIMEX製インモールドラベル、LIMEX製ボトル、ラベルデザイン
採用経緯
日本で最初に発売された液体クレンザー「カネヨン」にLIMEX製インモールドラベル、LIMEX製ボトル、さらにラベルデザインをご採用いただきました。「カネヨン」は2021年に発売50周年を迎え、環境へ配慮したボトルとデザインリニューアルが検討されておりました。検討を進める中で、LIMEXでプラスチック使用量の削減を見込める点、コスト上昇を抑えられる点が評価されました。また、当社のデザインにも魅力を感じていただき、今回の採用に至りました。
デザインについて
長年愛されてきたロングセラー商品を、「令和のカネヨン」として現代版にリニューアルしたい!というお話しからスタートしました。
カネヨンは60〜80代のリピート率が非常に高いため、ブランドイメージを守りつつ、既存顧客、新規顧客の両方にアプローチするにはどのようなデザインが最適か、クライアントと消費者視点に立ち、どんなデザインができるかを考え複数の方向性を設定しました。最終的には、従来の金と赤のカラーイメージを活かしつつ、黄と赤のトーンを調整して現代的な印象を加えたデザインが採用されました。
また、店頭での見え方を考慮し、「どんな時に」「どんな場所で」「どんな風に使う」商品なのかをわかっていただくために、商品特性、用途をアイコンで端的に表現しました。
環境対応ラベル&ボトル
LIMEX製ボトルと同素材のインモールドラベルを一体成形することで、プラスチック使用量の削減が可能になります。ラベルには、環境に配慮したバイオマスインキを使用しています。LIMEX製ボトルへの切り替えにより、従来のプラスチック製のボトルと比較して、プラスチック使用量を約31%削減し、温室効果ガスの排出量を約14%削減*できる見込みです。
*TBMの推定に基づく概算値であり、保証値ではありません。データ取得状況等に応じて変更の可能性があります。温室効果ガス排出量の計算対象は原材料調達〜焼却処分(ボトルのみを対象)。
お客様の声
この度は、「令和のカネヨン」という壮大なテーマに対して素晴らしいデザインをご提案いただき誠にありがとうございました。今回の採用の決め手は、貴社の組織力に基づいた良質のご提案によるものと考えております。既存顧客の年齢層を考慮した、明確なターゲットユーザーの策定に基づいたデザイン提案だったと思います。個人のデザイナー様ですと1~2案のご提案であったのですが、チーム力による多種多様なアイデアをアウトプットしていただいたことに、とても熱意を感じました。」(クライアント・評)
「LIMEX製インモールドラベル」とは?
石灰石を主原料としたLIMEXを使用しているインモールドラベルです。容器の成形時に熱融着によって容器と一体化するラベルで、耐水性、耐油性・耐薬性、耐摩擦性、再現性、高輝度の加飾性に優れているのが特長です。LIMEX製ボトルと同素材のインモールドラベルを一体成形することで、従来のプラスチック製ボトルに比べて、石油由来プラスチック使用量を減らすことができます。